★写真は、「申し入れし書」を宮地市長に手渡す、井上会長、後ろの方、私が司会進行役でした。
平成22年4月20日
津山市長 宮地昭範 様
領家地区ゴミ処理場建設予定地の再考を求める住民の会 ・会長 井上雅之 ・副会長 甲本有道
昨日は、公務のお忙しい中、私たちとの話合いに、お時間をいただきありがとうございました。また、私たちの申し出に、真剣に耳を傾けていただき感謝申し上げます。
しかし、今回のように領家建設に向けての新たな既成事実になりかねない行為は、今まで話合いをするといいながら、既成事実を積み重ねられ、人権を無視され続け、ゴリ押しで事を進められた、私たちにとって、過去の苦い記憶も頭をよぎり、到底納得できるものではありません。つきましては標題の事柄につきまして、以下三点について早急な措置を行うように、再度の申し入れをいたします。
ゴールデンウイークを使っての縦覧はおかしい
1、津山圏域都市計画ごみ処理場「津山圏域ゴミ処理センター」素案縦覧の告知についてでありますが、その期間は4月21日から5月10日とあり、20日間(法的には2週間かも知れませんが)の長期にわたって、縦覧可能ですが、実際には期間中に大型連休があります。休日を除くと、記載の半分、10日間しか縦覧できず、「大型連休」の合間の執務時間内という「気ぜわしさ」を考えれば、いわば「過大広告」に他なりません。また、「2週間という」の縦覧期間をクリアできません。
そんなやり方は、前市長の遺物でしかない、改めてください
このような、市民をペテンにかける手法は前市政の遺物であり、信頼の市政を目指す、宮地市長にはおよそ似つかわしくない失望せざるを得ない表現であります。この様な形での縦覧は許せないとの思いです。
従いまして、今回の「縦覧は再度検討してやり直す」ことを要望します。
なぜ、検証が具体化しないのか・・・
2、3月17日には、『広域ゴミ処理場建設予定地決定の経過について「検証」をお願いする緊急の申し入れ』を行ったところであります。
そして、市長は、私たちの「申し入れ」以前から、『検証する』ことを提案されてきました。しかし今回のように広域都市計画による「津山圏域ゴミ処理センター」素案についての縦覧、そして公聴会が開かれるなど事業が進む行為が発表される一方で、市長が公言されました『検証』については何一つ具体的なことは公表されていません。
早急に、『検証の具体化』を行うように、重ねてお願い申し上げます。
早急な話し合いの場を設定してほしい・・・
3、広域都市計画による「津山圏域ゴミ処理センター」について、5月7日(金)までに時間を取って、私たちとの話し合いの場を設けていただけるようお願い申し上げます。
私達は就任以来、市政の信頼回復に全力投球の宮地市長を拝見し、対話による『信頼と責任の宮地市政』をささえる気持ちに、何一つ変わりはありません。しかし、自分たち自身の尊厳や人として守るべきものは、何より大切にしたいと考えています。何卒、思いのほど、お汲み取りいただきご配慮のほどよろしくお願い申し上げます。
以 上
4月15日に「住民の会」が検証にかかわって申し入れを行いました。それは、ゴミ処理施設建設予定地の「領家」地域を、今回「都市計画地域に加えて、建物などが建設出来る土地にしたい」という手続きを行い、住民への「縦覧」を準備したことからの「話し合い」の申し入れです。
平成22年4月15日
津山市長 宮地昭範 様
領家地区ゴミ処理場建設予定地の再考を求める住民の会
会 長 井上雅之
副会長 甲本有道
「津山圏域クリーンセンター」津山広域都市計画の縦覧と公聴会についての申し入れ
私たち「領家地区ゴミ処理場建設予定地の再考を求める住民の会」(以下住民の会」)は、 先日、配布された「広報 つやま」の紙面において、都市計画法による津山広域都市計画ごみ焼却場「津山圏域クリーンセンター」の名称や位置などの決定を行うため、素案の縦覧(4月21日〜5月10日)と公聴会(5月28日)が、開催されることを知りました。
住民の会では、3月17日に、「広域ゴミ処理場建設予定地決定の経過についての検証」を申し入れました。
津山圏域資源循環施設組合において、検証の場を設け早急に審議すると、マスコミ報道がなされ、私たちの意を汲んでいただき感謝していた所でありますが、都市計画が決定されますと、周辺住民にとって、未来永劫、影響を受けることとなります。まして、名称や位置を決定することは、住民の会の申し入れに、真っ向から反するものです。
検証の方法や日程、段取りも決定していないと思えますし、当然検証の結果が出ない時期に、このような縦覧、公聴会を開催すべきではないと考えています。
そこで、私たちと、早急に対話による「心のかよう信頼と責任」へ向けて市長の「本位」など意見をお聞きいたしたく、20日までに話し合いの場を設けて頂くことを強く申し入れるものです。
以上
※市長応接室へ案内、「住民の会」の皆さんは、初めて市役所の奥の院とも言うべき部屋で市長に面談でした。
お互いに「真摯な前向きの話し合い」をとの願いです。
※井上会長から「検証してほし課題を申し入れ書にした」とのあいさつとお願いの趣旨がのべられ、宮地市長に、直接「申し入れ書」を手渡ししました。
考えて見ますと、二ヵ年、随分と申入れをしましたが、額面どおり、申し入れる「責任者・名前を書いている人」に直接手渡しが出来たのは、初めての経験かなです・・・。
※申し入れ書を受け取った宮地しちょうは、しばらく「無いように目を通して」いましたが、「皆さんの申入れは、よく読ませていただき、4月の始に、一部事務組合の管理者会議もあるようですから、そこで、関係者にも協議します。」などの言葉でした。
※「住民の会」のメンバーは、引き続いて「市議会議長室」を訪問し、森下寛明津山市議会議長と西野修平津山地域資源循環施設組合議会議長に、「検証」についての協力依頼をしました。
※左が「協力依頼」を受け取る、森下議長、右側が、同じく西野議長です。
あわせて、住民の会は津山市議会議員と資源循環施設組合議員へ「お願いの文書」を発送しました。
※そして、最後は、市政記者クラブでの「記者会見」でした。市長に申入れをする時から、何社かの記者さんも参加していましたが、テレビからも取材となりました。
津山市長 宮地昭範 様
領家地区ゴミ処理場建設予定地の再考を求める住民の会 会長 井上雅之
広域ゴミ処理場建設予定地決定の経過について「検証」をお願いする緊急の申し入れ
先日は宮地市長におかれましては、津山市長就任間もない公務多忙の中、私たち「住民の会」関係住民への謝罪として下原下地区まで、お越しいただきありがとうございました。
その中で、私達が前市長に対して訴え続けてきた、いくつかの問題点を挙げていただき、「過去の事業推進において不適切なことがあった」と発言いただきました。また、今までの行政について「関係住民と話し合う姿勢がなかった」とも語っていただき、心のこもった市長のお言葉に、私たちは大きく心を動かされました。
「土地を購入してしまった領家を変更すると言うことは出来ない」「領家での建設を断念することにはならない」とも言われました。
しかし、領家は適地ではないと訴え続ける私たちにとっては、多くの不安、疑問が解消されない現状は変わっていません。領家地区では、村八分にされ、桑山市政には排除され続け、「事業の遅れは、領家住民の一個人にある。」とまで、言われてきました。
強引な事業推進は、どなたが津山市長であろうが、到底認めることは出来ないという姿勢になんら変わりはありません。
つきましては、市長自らの手で、今一度、この問題について関係住民の納得できる検証を、お願いします。
住民の会として、以下の項目について「本当に領家は、ごみ処理施設建設地として、適しているのかどうか」を検証していただくようお願い申し上げます。
1、公募申請書・申請時に、公募条件どおりの申請書であったのか?
@ 久米連合町内会が地元町内会、領家町内会が周辺町内会であったのを、受け付けた行政のあり方は正しかったのか。さらに、領家町内会の総会議事録について、なぜ申請時に添付されていなかったのか。周辺町内会と同じ様式の同意書を認めたのはなぜか。
A 久米連合町内会と、領家町内会との間に、どのような話し合いがあったのか。
B 周辺町内会としての鏡野町側・町内会の同意は、応募締め切り後の平成19年5月4日でした。これが応募条件として正しかったのか、どうか。なぜ、翌年5月になって求めたのか。
C 領家の応募申請書の添付書類「町づくり計画書」は、誰が作成して、いつ頃提出されたか。
D 応募地域の申請書は、「全て、同じ条件での書類内容」での応募であったのか。
2・適地選定委員会での選定のありかた
@ 各地域の点数の原案は、どのようにして作られたのか。
A 第1回、「・・法規制よりも厳しい自己規制を・・・定めて・・」との発言が、活かされていたのか。
B 「周辺町内会の同意は必要ない・・としていた内規があった」そうですが、内規を明らかにして下さい。そして、周辺500m住民の同意は必要としたり、必要で無いとした経過。
C 第3回、「電力の大半を施設内で使用してしまう。湯を地域に配るのは配管が大変で例がない・・」と、言いながら、余熱利用の還元施設を離れた場所に設置すると、言っているのはなぜか。
D 第13回、「まちづくり構想」を、「物取り的な発想が無い」と、副委員長が言っている。領家町内会では「要望書」がまとめられたが、明らかにされていない。なぜそのようなものを出させたのか、どうなっているのか、なにが可能なのか。
E 選定の点数評価と、建設予定地での施設配置等の整合性は、どうか。
3・領家町内会との覚書について
@ 津山ブロックゴミ処理広域化対策協議会、参加自治体首長の間で、どのような話し合いがあったのか。特に、「3点セット」との関係を、どのように論議したのか。
A リサイクル・エコセメント原料化を、覚書締結までに領家ゴミ対策委員会で話し合った経過。
B 主灰・飛灰の持ち出し費用の計算のありかた。合わせて、横山の焼却灰持ち出し費用の計算根拠。
4・土地汚染と産業廃棄物
@ 自然由来のヒ素・鉛が環境基準値を超えて存在しています。再度、過去の環境アセス(株)クレインの調査地点で再調査して下さい。
A 産廃を掘り起こした後の土壌調査をして下さい。
なお、いずれの地点でも、少なくとも深さ10m以上まで調査すること。
5・施設配置の問題とする行政
@施設配置を決定したという、平成20年5月23日の領家ゴミ対策委員会の様子を検証し、「健全な町内活動の民主主義的な運営から建設計画に賛同した。」と言われていますが、どのような手続きで施設配置が決められたのか。(現在の位置を変更したら、なぜいけないのかも、検証して下さい。)
6・土地買収価格・立木補償は高額で、広すぎる土地
@ 平成22年1月14日に「買収契約」を議決し、15日に登記をかえるなど、何故、市長選挙直前に「土地買収」をしたのか。
A 旧久米町が潟Nレインに土地を売った時の契約書に、どのような条件が付されていたのか。
B 価値のある立木は、過去に領家町内会が伐採してしまっている。経過はどうであったのか。
C 公募条件では、面積・10〜20haであった。無駄な使用不可能な土地があるか、どうか。
D 美作市、西粟倉村が抜けたのに、面積を少なくしなかった理由。
E 上記の検証を含めて、領家の予定地が本当に適地であったのかどうか。
7・西側進入路
@ 西側道路は本当に必要かどうか。
A 適地選定委員会では、進入路について、どのような評価であったのか。
8・裁判が二つおきている、裁判がおきた原因など、訴えている内容
@平成20年9月9日 岡山地方裁判所提訴・廃棄物処理施設建設差止請求事件
A平成21年12月24日 岡山地方裁判所提訴・全員支出差止等請求事件
9・その他、クリーンセンター職員発言の真意
@「事業が遅れたのは、初めは賛成していたのに、反対になって裏切った甲本有道が原因」とする、クリーンセンター吉田さん。住民の個人一人を悪者にして、自己を正当化する行政、公務員として、正しい姿勢なのか。
A「桑田地区では、10回も、20回も話を聞く」と言いながら、たった1回の説明会のみで、施設配置を強行採決した行政の手法が、今回の混乱の原因です。なぜ言葉通りにしなかったのか。
B「行政側が正しい・・」と、後から後から正当化する詭弁は、正しい行政なのか。(後出しジャンケンです。)
B 産廃の異臭のことを、「田でも、臭いますから」と、言った職員。
以 上